最近、SNSで少年野球の「肘抜けを防ぐ」方法が多く発信されています。しかし、中には「肘抜けを防ぐつもり」で、かえって体の開きが早くなり、肩前面に過大な負荷がかかる「危険な動作」を教える悪意なき間違いも増えています。
これは単なる技術の問題ではありません。少年野球を現在だけでなく、未来まで考えると、その影響は絶対に無視できません。
[肘抜けを防ぐ正しい指導](<画像URL>)
目次
1. 肘抜け防止の動作で少年を壊す危険
・ 肩の前面に負荷がかかる動作の問題
・ 体の開きが早まる影響
・ 結果として起こる怪我のリスク
2. 「知っているつもり」が少年を潰す
・ 断言型の指導の危険性
・ 短期的な勝利を優先する指導の問題
3. 未来を見据えた指導が必要
・ 個々の特性を理解した指導
・ 科学的根拠に基づく指導の重要性
・ SNS情報に惑わされないために
4. まとめ
1. 肘抜け防止の動作で少年を壊す危険
▶ 肩の前面に負荷がかかる動作の問題
「肘抜けを防ぐ」と簡単に言っても、それにはまず「正しい体の使い方」が大前提です。
しかし、誤った動作を教えられると、
・ 肩の前面に負荷がかかる
・ 上半身だけ先に回転してしまい、フォームが乱れる
・ 無理やり肘を上げたり、肩を早く開いてしまう
これにより、どんな影響が出るのか?
💡 体に負荷がかかりすぎると…
・ 肩関節前面の痛み
・ コントロールの低下
・ 肘の性能低下
このような問題が「肘抜けを防ぐつもり」の動作によって起きるのです。
2. 「知っているつもり」が少年を潰す
SNSや親、流行りのYouTubeの悪意ない間違いが、これまでどれほど少年を壊してきたでしょうか?
🔴 「こうすれば肘抜けしない」と断言する指導は危険
・ 個々のフォームの問題は違う
・ 一般論で語れるものではない
🔴 「このやり方で勝てる」だけを優先する指導の問題
・ 長期的な肩や肘の痛みにつながる
・ 「結果だけ良ければいい」の思考で無理な指導が行われる
3. 未来を見据えた指導が必要
🟢 本当に少年の未来を考えるのなら?
・ 理論に基づいたトレーニング
・ 個々の身体的特性を理解
・ 長期的なプログラム
💡 SNSやYouTubeの悪意ない間違いに騙されない。
👀 ハッと思ったら、まずはこの質問を自問自答してみてください。
ちなみにですが、私が教員をしていたときにも思い込みの激しい指導者がいました。
肘抜けの話ではありませんでしたが、壊れた時だけ「弱い」の一言で片付けていました。
そういう指導者に限って他人の指導には批判ばかりなんですよね。
進路を決める際には学校見学などで
こうした情報も入手されると良いと思います。
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